高齢者の生活

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 老人の生活の心得
 高齢者の心得を一言で言うと、からだを適度に動かすこと、特に頭を使うことです。高齢者ではからだの予備力は減っていますが、若いころから続けてきた仕事は相当なことまでできます。ですから高齢者になって急に違った環境に入ることより、慣れた仕事をできるだけ長く続けることです。

 社会的には通常60~65歳が定年の時期ですが、この時期はまだ高齢者ではありません。

 したがってこの時期に老年になってからの仕事(生活)の設計をたてておくことが必要で、老年に達した場合この第二の仕事(生活)にじゅうぶん慣れていて、からだの続く限りできるようにしておくことが望ましいのです。

 高年になっていよいよ仕事を離れた場合も、趣味(将棋、碁でもよい)などに頭と体をじゅうぶん働かせることが必要です。毎日の新聞、テレビなどで、絶えず外部からの刺激を脳に与える必要があります。

 頭を働かせること、からだを動かすことは老化を防ぐ最大の方法です。

 また高齢者は何事によらずすべての行動を(仕事を含めて)余裕を持ってゆったりとした気持ちで行うことが必要です。

 高血圧、脳卒中、心筋梗塞などは精神的ストレスも重要な因子となっており、精神的に余裕を持って行うことは、病気を防ぐ意味でも望ましいものです。

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 高齢者の医療
 高齢者は自覚症状がなくても潜在性の病気を持っており、これらは早く発見して対策を講じたらそれだけ抑制できることが多いのです。

 したがって機会あるごとに集団検診、また事情が許せば人間ドッグなどで、からだの状況を把握しておくことが大切です。

 高血圧、高コレステロール血しょうなど老年病の原因として重大な役割をする異常は、早期すなわち壮年期に発見し、早く手を打てば効果が大きくコントロールも容易です。

 近くの内科医を主治医として、連絡を密にし、ときどきからだのチェックをしてもらうことがよい方法で、高血圧がある場合は特に必要です。

 大事の場合に、既往、現病を心得ていることから、適切な処置をとりやすく、また必要な場合は専門医、大病院にも紹介してもらうことができ、病院運びに時間を費やすことはなくなります。