クモ膜下出血

 高齢者の場合の特徴
 初回の発作での死亡率が高い
 クモ膜下出血は全脳血管障害の8~12%を占めますが、ピークは55~60歳にあって、40歳以下は約20%しかありませんから、この病気は高齢者の病気といえます。クモ膜下出血は再発を起こしやすいことで注目されます。

 症状は青壮年者と特に変わったところはありませんが、高齢者では初回の発作で不幸な結果を招く割合が大きく、いっぽう再発は少ないといえます。例えば60歳代の再発率は44.2%、70歳代では27.6%という成績です。

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 動脈瘤が大きい
 クモ膜下出血は脳の動脈撮影で破れた動脈瘤を写し出して確実な診断の助けとするのですが、高齢者では動脈瘤の写し出される割合が高いのは、動脈瘤が大きいものが多いためです。

 動脈瘤が破れると、これを中心に動脈に強い収縮(血管れんしゅくといわれる)が起こることがあり、動脈撮影像で認めれれます。

 この血管れんしゅくは、若年者に比較して高齢者では少ないものです。これは高齢者では動脈が硬化しているため、強い収縮ができないことも関係しています。