再生不良性貧血

貧血出血性貧血鉄欠乏性貧血悪性貧血溶血性貧血・続発性貧血

 骨髄での血球生成がうまく行われず、赤血球だけでなく多くの場合白血球、血小板も減少します。

 原爆被爆、X線被爆のほかベンゾール、サルバルサンなどのヒ素剤、クロラムフェニコール、抗結核剤、抗ガン剤などで起こることが知られています。しかし、わが国では多くの場合、原因が不明です。

 症状
 貧血が非常に強くなって死亡することがあるほか、白血球減少のために感染に対する抵抗力が失われたり、血小板が減って出血しやすくなり、そのために不幸な結果を招くこともある重要な病気です。

 一般の貧血の症状と同時に歯肉、皮下、鼻の出血がよくみられ、女性では月経がなかなか止まらないことがあります。

 治療
 貧血の強いときや発熱があったり、出血が強いときなどはまず安静が必要です。貧血が強い場合には輸血が必要です。

 薬物療法としては、タンパク同化ホルモンの効果が最もよく、その次は、副腎皮質ステロイドホルモンです。そのほか葉酸やビタミンB12などが用いられます。出血に対しても、もちろん止血剤も必要です。

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 しかしこれらの薬剤はかなり長期にわたって用いなければなりませんし、副作用が出ることがありますし、1回の輸血量、あるいは輸血の回数などが症例によっていろいろです。しかも治療効果は短時日ではなかなかあらわれません。したがって血液像や骨髄像そのほかいろいろの詳しい検査を繰り返しながら治療を進めなければなりません。

 そのようなわけで血液病の専門家の診療を受けることが必要です。しかもある程度回復するまでは、通院よりも入院して治療を受けるほうが良いと思います。

 食事としては、つとめて栄養物をとるように心がけます。ことに動物性タンパク質や果物、野菜類などもじゅうぶん取るようにすることが大切です。