出血性貧血

貧血鉄欠乏性貧血悪性貧血再生不良性貧血溶血性貧血・続発性貧血

 失血性貧血ともいい、負傷などによって大量に出血したときにおこる急性失血性貧血と、出血が持続したり、繰り返し起こったりしてなる慢性失血性貧血とがあります。

 急性失血性貧血
 出血後しばらくの間は、単位容積の血液中の赤血球数や血色素量は減少しませんが、出血によって血液の総量が減少します。

 それが高度になると血管内の血液が少ないために循環不全を生じ、血液や体温の下降、急激な脈拍増加と不正な虚脱状態が起こります。そのうちに、単位容積中の赤血球や血色素量も減少します。

 治療法としては、まず、止血処置をとり、一方で輸血を行います。理想的なのは輸血ですが、これができないときには循環血液量の少ないのを補うために、血液製剤や血液代用剤が用いられます。

 このような緊急処置で危機を脱したのちに輸血を中止し、鉄剤を与えると貧血は回復しますが、貧血の回復後も、なお当分は鉄剤を与えて、貯蔵鉄の回復をはかります。

 出血の症状に対する治療とともに、出血箇所そのものに対する治療が大切なことは当然のことです。

 慢性出血性貧血
 長期にわたる出血により鉄が失われるので、鉄欠乏性貧血となります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍のときなどに起こります。

スポンサードリンク