変形性脊椎症

 脊椎の老化現象のあらわれであり、脊椎骨粗鬆症とよく合併して起こる病気です。その名の通り椎体をはじめ椎間関節などが変形した状態をいいます。

 こうなる前には、椎間板に老化現象があって、椎間板が正常のクッションの役目を果たさなくなった結果、椎体炎に異常な刺激が加わって、骨のとげができる病気とされています。X線写真で検査をすれば、診断が確実です。

 この病気は50歳代では90%近くの人に見られるものですが、無症状に経過する場合がほとんどです。しかし逆に、高齢者の腰痛の大部分は、この病気によるものです。

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 変形は老化の結果なのでなおりませんが、症状は取れる可能性がありますから、悲観することはありません。

 痛みは起床直後に最も強く、日中、身体を動かしているうちにしだいに楽になり、夕方、疲れてくると、また痛んでくるという特徴があります。

 坐骨神経痛に似た下肢の痛みを訴えることもありますが、むしろ自律神経である血管運動神経の障害と理解されています。

 多くはコルセットを着用し、温熱治療やマッサージを行い、鎮痛剤などを投与するとよくなります。